防音直貼り無垢フローリング「音静香」 LL-45、△LL(I)-4取得
~マンション用防音フローリング~
防音直貼り無垢フローリング「音静香」

無垢材【杉/檜】(10.0mm)
防音材(4.5mm)
※厚み15mm~14.5mmで施工可能
今までなかった標準板幅110mm、厚み15mm~14.5mmの国産スギ・ヒノキを使った直貼り無垢防音 フローリングを奈良県森林技術センターとの共同研究により開発しました。
一般財団法人日本建築総合試験所で試験を行い、軽量床衝撃音レベル低減性能が、一般的なマンション管理組合の防音基準(LL-45)以上を取得しました。
また、二重床でなく15mm~14.5mmの厚みの一枚板で施工できます。(△LL(I)-4)
表面仕上げで撥水性や汚れのつきにくい自然(じねん)フローリングと表面が硬く滑りにくいハードフローリングを選んで頂く事が出来ます。
樹種 | 等級 | 仕様 | サイズ | 入数 |
---|---|---|---|---|
杉 | 上小ムジ | 素地フローリング | 950 X 110 X 15~14.5mm | 16 枚 (1.672㎡) |
ハードフローリング | 950 X 110 X 15~14.5mm | 16 枚 (1.672㎡) |
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自然フローリング | 950 X 110 X 15~14.5mm | 16 枚 (1.672㎡) |
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桧 | 上小ムジ | 素地フローリング | 950 X 110 X 15~14.5mm | 16 枚 (1.672㎡) |
ハードフローリング | 950 X 110 X 15~14.5mm | 16 枚 (1.672㎡) |
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自然フローリング | 950 X 110 X 15~14.5mm | 16 枚 (1.672㎡) |
無垢防音素地フローリング
無垢の素材の感触を楽しんで頂ける様に表面処理は行っていません。
後々、キズ・汚れ等が気になる場合は施工した状態でサンドペーパーでお好みに合わせ施工時の状態に再現する事も出来ます。
無垢防音ハードフローリング
吉野杉、吉野桧の表面強化法の『熱ロールプレス法』+表面特殊硬化処理したフローリング材。
圧縮フローリングのように全体を圧縮するのではなく、表面だけを処理してあるので、内層はそのままで、木材の特徴である断熱性を損なうことがありません。
また、表面は硬くキズが付きにくく、滑りにくい製品で土足歩行、ペット、車椅子に最適です。
無垢防音自然フローリング
吉野杉、吉野桧の表面強化法の『熱ロールプレス法』+自然塗料をUV処理したフローリング材。
熱ロールプレスだけでは補えない『撥水性』や『硬さ』と『美しさ』を兼ね揃え、水回リなどでもシミや汚れがつきにくいワックス不要のフローリングです。
防音フローリング Q&A
- Q 防音フローリングとは何か?
- 床で発生した音が、階下の居間に伝わりにくくする性質を持つ床材。
直貼りタイプ、二重床タイプがあるが、今回開発したのは直貼り。コンクリート上に、直接貼り付ける。 - Q 今回開発した防音フローリングの特徴は?
- ①国産のスギ、ヒノキ無垢材を使ったこと。
②板幅が標準の110mmで防音基準をクリアできたこと。
③奈良県森林技術センターと共同で研究を行ったこと。
床板の裏側に、スリット(切れ込み)加工【→木の繊維を一部切り、横方向に伝搬する音を減らす】
および、吸音クッションの貼り付け【→階下の音を伝わりにくくする】を、既存の防音フローリングと同様に今回も行っている。 - Q 市販されている防音フローリングとどう違うのか?
- 大手建材メーカーは、合板を主に使っている。表面1mm以下の化粧ひき板、突き板、塩ビシートなど。
- Q 無垢材の防音フローリングはなぜこれまでなかったのか?
- 無垢材特有の個性があるため、工業製品化が求められる大手建材メーカーでは、商品化が難しかったと思われる。無垢材の専門の中小企業だからこそ、無垢にこだわりオンリーワンの商品の開発にチャレンジし、商品化にたどり着けた。
- Q どんな音に対して効果があるか?
- 軽量音(LL)と重量音(LH)があるが、軽量音に効果がある。軽量音とは、軽くてかたいものの「カーン」という甲高い落下音。スプーン等の落下、椅子の引きずり、スリッパで歩く音など。
ちなみに、重量音とは、子供のとびはねなどの「ドスン」という音。重量音の低減は、フローリングの工夫では難しい、駆体の影響が大きい。 - Q 防音性能等級とはどんなのもか?
- △L(デルタエル)等級(2008年~)と旧基準の推定L等級がある。ΔL等級は一般にはまだなじみが薄い。一般的によく使われている等級は、従来の推定L等級。
ΔL→試験体そのものの衝撃音低減性能を測る。コンクリート床の上で、試験体あるなしで測定した音量の差。ΔLL-○と表す。 - Q 必要な防音性能とは?
- 日本建築学会が、建築物の遮音性能基準をもうけている。集合住宅では、LL-45を「推奨する好ましい性能水準」としているため、一般的なマンション管理組合でもLL-45を基準としていることが多い。
- Q 今回の防音の試験とはどんなのもか?
- JISで定める試験(JIS A 1440-1「実験室におけるコンクリート床上の床上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定」)を行った。
- Q 製品寸法は?
- 長さ950mm、巾110mm、厚さ14.5mm(クッション込み)
通常のフローリングだと、長さ1.8~2mなどが一般的だが、防音フローリングはほとんどの製品で長さ900mm程度にしている。→歩留まりが良いので製造者にとっても有利である。 - Q 性能試験はいつ行ったのか?
- (一財)日本建築総合試験所にて、2019/2/12~13実施。
- Q どんな条件で試験をしたのか?
- 3製品について実施。スギ2製品(表面処理:UV塗装、ウレタン塗装)ヒノキ(表面処理:UV塗装)。スリット加工、クッション材は同一条件。
UV塗装=ホーテック製品名称:ジネンフローリング
ウレタン塗装=ホーテック製品名称:ハードフローリング - Q 商品名「音静香」はどういう意味か?
- 防音性能はもちろんのこと、無垢材のもつよい香りや木質感が伝わる商品名にした。
- Q 防音以外にどのような長所があるのか?
- ダニが寄りつかない。抗菌性がある。香りでリラックスできる。健康効果がある。
- Q ジネンフローリング、ハードフローリングとは?
- ジネンフローリングは、圧密+自然塗料により、硬さと撥水効果をもつ。
ハードフローリングは、圧密+特殊な塗料により、土足歩行可能な硬さ、滑りにくさ、撥水効果をもつ。 - Q 販売する用途、客層は?
- マンション等のリフォーム。現状が畳・カーペット、もしくは複合フローリングであるなど。
子育てを終えバリアフリーを考え始めるなど生活形態の変わってきた方に。
自然志向や健康重視の方に。 - Q 今後の課題は?
- 大径材が多くなっている中、幅広の板が取れる木から、巾150mm(歩留まりが良い)のフローリングができればベスト。ただし幅が広くなるほど防音性能が下がる、寸法変化が大きくなるなどの課題も多い。
防音フローリング
●平面
●断面

裏溝加工機

タッピングマシン